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2024.08.10

#32「みんなのオススメアレンジ麵レシピ」

DIARY

2024.05.16

今の自分、未来への声明

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2024.08.03

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ヘアメイクの
観察日記

yamaの新しい視野

2024.09.16

夏フェス出演を終え、ここ最近は少し自由な時間もあったようで、ニューヨークにも遊びに行っていたyama。すこし久しぶりにyamaに会い、ゆっくり話を聞いてきたので、そんなことを綴れたらと思います。「ニューヨークどうだった?」と聞くと、「ブルックリンの空が高くて綺麗だった!」と教えてくれました。なんだか素敵な感想だなと思いました。東京とは違う街の空気感の中、あえて空の高さが記憶に残っているというところがyamaっぽいなぁと思います。他にも素敵な人との出会いや、面白い話などが出来たようで、私も話を聞いていてワクワクしました。そんなニューヨークで生まれた新しい話があるようです。ニューヨークに行って、音楽自体やその関係性や環境に、どこか余白と余裕を感じたようで、それをきっかけに自分の音楽を見つめ直す時間があったみたいです。いつか、今自分がやっている音楽とはまた違った音楽の表現を増やしたいんだ、ととてもワクワクしながら話してくれました。yamaがいま発信している音楽と、yamaが実際日常的によく聞く音楽たちは、また少し違うようで、その違いが良いバランスを生んでいるのでしょうが、yamaの日常に溶け込んでいる音楽は、余白を感じさせるものが多く、おすすめしてくれる音楽には例えばチルと言われるような楽曲も多かったりします。yamaにとってそんな音楽たちは、温泉に入っている時のような感覚に近い癒しを感じるようで、そんな感覚を共有できる様な、今までやってこなかった新しいジャンルの音楽をやってみたいんだそうです。昔はきっと、辛い現実を耐え凌ぐために音楽のちからを借り、歌うことで自分の存在を認めてもらい、生きる意味を教えてもらい、そんな関係性を音楽と築いていたのでしょう。でも大人になっていつからか、人生に寄り添って今をより豊かにしてくれる、彩りを増やしてくれる、大切なパートナーのような関係性へと変化しているのかもしれません。yamaにとって「音楽=生きる意味」だったし、わかりやすい"生きる意味"を設定した方が、yamaは生きやすかったようで、音楽によってそれを見つけられたことって、とてもとても素敵なことだと思います。だからこそ、”the meaning of life”というタイトルと共に全国をまわり、yamaの音楽を届けています。ただ、最近はyamaの中でとてもポジティブに音楽との関係性が変化してきています。これ(音楽=生きる意味)が全てになってしまうと、調子がすぐれない時や、結果が追いつかない時、思考がゼロかイチになってしまい、時に息苦しくなってしまうこともあったようです。でも今のyamaにとっての音楽ってきっと、日々の端々にある煌めきを思い出させてくれたり、小さな幸せをちょっと大きくしてくれたり、そんな存在にもなっているのだと思います。そして、そんな存在にいる音楽を、自分でも表現したいと思っていたみたいです。そんなことが、ニューヨークに行ったことをきっかけに、より具体的に形が見えたのだと思います。私は、yamaにとってとてもポジティブな視野の変化が起きたのかなと感じました。yamaの中で音楽との関わり方のバランスがより心地よい方向へ行っているということは、とても素敵なことなんだろうなと思います。もちろんこれからもより多くの人に自分の楽曲を届けたいし、そんな音楽を作っていきたいし、ただ一方でそこだけに強く縛られてしまうと、行き場のない思いなんかもあるんだとyamaは言っていました。きっと、今ある幅のなかに上手く収まらず、表現したくても行き場がなく宙ぶらりんになっていたものがあったのでしょう。そこが音楽との関係性の変化によって、その幅が広がり、今後いつか自分の音楽に表現できることが増えるかもしれませんし、そんな変化をきっかけに広がっていく新しい輪や、出来事などをとても楽しみにしているようでした。今まで拾ってきていた音楽表現の為の種とはまた違ったところから、例えば大きな衝撃を受ける様な出来事と出来事の間にある、何気ない生活から、そしてそんな生活の端に佇む小さな美しいものから、そんなところから生まれる、今までは表現されていなかったyamaの中の新しい感覚が、今後作品となっていくかもしれません。私はとてもとても楽しみです。今は、次のアルバムの制作真っ只中だそうで、yamaの表現したい"詩"を、"歌詞"に落とし込むことに苦戦しているようでした。メロディという枠があるからこそ際立つような言葉の可能性を探しているようにも見えました。私はyamaの綴る言葉がとても好きで、yamaが伝えたい言葉や、yamaの声が際立つような、今までやってきた音楽はもちろん好きですし、また次のアルバムでそんなyamaの新しい音楽を聴くのも楽しみです。そして、いつか表現したいといっている新しい音楽では、音と一体化するような歌い方をしてみたいそうで、良い意味で言葉が前に出過ぎない、yamaの声が音に溶け込むような、声と音が一体となって一つのムードを作り出すような、そんな音楽をやってみて、どんなものが作れるのか自分を試してみたいとも言っていました。言葉と音の比重のバランスを変えていくという新しい挑戦と、その可能性を楽しみにしているようでした。最近のyamaからは、今ある環境や流れを大切にしながらも、無意識に自分で蓋をしていた自分の感覚や感情に素直になろうとしているように感じます。自分の感情に嘘をつかずに素直になるって時にとても難しいことですが、そこから目を逸らさずに真っ直ぐいようと、yamaは心がけているようです。自分が心地良いと感じる風をちゃんと選んで、風通しをよくしている印象を受けました。きっと、実現したいと思って一歩一歩進んでいく、その方向性にエネルギーがあるんだと思います。今月からは対バンツアーが始まります。また新しいエネルギーを纏ったyamaが見れることを楽しみにしています。植條未来